わたしのどこが好き?


 

◇腋

 華やかに笑いながら、アルクェイドは色んなポーズを見せてくれる。腕を組んで、もとから豊かなバストを見せつけたり、上目遣いで俺の方を見てきたり、唇を指でなぞってみたり。
 わざとらしくはあっても、したたるような挑発や媚び。がつんがつんと自制を崩される。どこが好きかなんてどうでも良い、どこでも良いから飛び掛かりたい。その欲情を、ぎりぎり堪える。
「……どこで覚えたんだ、そういうの」
「えへへ、気になる?」
 ちょっと得意そうな、面白がっている笑い。
「これに載ってる写真の真似よ」
 と、雑誌の山から一冊抜き取って差し出す。ウサギさんのマークで知られるアメリカンな男性誌だった。
 開いてみれば確かに、ブロンドの美人さんがさっきのアルクェイドみたいにポーズを取っている。このモデルさんも、間違いなく綺麗だし色っぽいし、アルクェイドよりもオトナって感じではある。
 でもやっぱり、相手が悪い。たとえ、目の前に生身で居るのと所詮は写真ってのを逆にしたって、アルクェイドには適いやしない。
「志貴は、どういうのが好き?」
 頭の後に手を組んで、躰を反らして、とろんとした目付き。真似とは言うけど、随分と堂に入っている。強調された胸が、呼吸に合わせて小さく揺れている。
 こくんと涎を飲みつつ、どういうわけか、捻られた躰の腋の下のくぼみに眼を奪われる。それで、ちょっと悪戯を思いつく。
「そうだなあ……」
 立ち上がって、アルクェイドに姿勢を維持させたまま後にまわる。頭の後の手を握ると、そのまま後に寝そべらせた。
 幸い、床には毛足の長い厚い絨毯が敷いてある。だから痛くはないだろう、両手の手首のあたりに膝を載せた。
「ちょっと、志貴、何がしたいの? ……そんなに元気にしちゃって」
 戸惑った様子でこっちを見ている。思い切り脚の間のものを見上げられてしまって恥ずかしくなりつつ、中止はしない。
「いや、ちょっとアルクェイドを笑い転げさせる技を試したくてね」
「技って……七夜とか言う志貴の元々の血族の?」
 笑い転げさせる、の意味よりそれが気になるらしい。
「ん、そう思っても良いよ。そうだな……『じゅっしりゃくさつ』とでも言うのかな」
「じゅっしりゃく……?」
 アルクェイドの顔の前に両手を差し出す。少し間を置いて、ゆっくりと指を蠢かし始める。次第に速くしていくと、俺が何を意図しているのか、不思議そうに見ていたアルクェイドも悟った様子。
「ちょっ、志貴、それはっ」
 ――――逃げようとする麗しき獲物、されど汝は既に我が術中なり。
 手首に置いていた膝に体重を掛けて腕を封じる。半ば頭も膝で挟む格好だ。こちょこちょこちょこちょ、と指の動きを存分に見せてやると、まだ触れてもいないのに、アルクェイドは身を捩り始める。
「うふふふっ、だめっ、やめてっ!」
「やめない」
 宣告して、ほっぺたから首の方へ手を動かしていく。アルクェイドもわりと敏感だし、くすぐったいって感覚は接触が無くても起こってしまう。そう、くすぐる仕草を見せられるだけで充分にくすぐったくなってしまうのだ。
「んふふっ、くふんっ、だめぇっ」
 笑いながら、ぎゅっと眼を閉じている。視覚を自ら封じれば、確かに一の太刀からは逃れられよう。
「それぐらいのことで破られるほど底の浅い技では無いぞ?」
 そう、この技には呪文があるのだ。
「……こちょこちょコチョコチョこちょこちょコチョコチョ……」
 効果は覿面。くすぐられることを全身で予期してしまっているアルクェイドの躰は、こんな馬鹿みたいな言葉にも過敏に反応してしまう。
「あはははっ、だめっ、志貴ぃっ!」
 腕をばたばた動かしているけど、この体勢から俺を弾き飛ばすってのは無理だろう。空想具現化だって多少の集中は居るだろうし、その集中ってのを極めて効果的に阻害するのがこの擽り責めと言うやつだ。
「ほらほら、腋の下から参るぞ?」
「うふふふっ、やめてお願いっ」
「ほら、今でこんなに笑っていたら、ホントにくすぐり始めたら保たないぞ?」
「ああんっ、うふふっ、やめてってばぁ!」
 面白いように笑い転げている。いや、押さえ付けられて転げられない。
「くすぐったいだろうなあ、腋の下だもんな。ちなみに、あと三センチぐらい。でも捕まってしまったアルクェイドは逃げられない。あと二センチ。俺の指の動きでその色っぽいくぼみを責められて笑い転げるほかにないわけだね。ほら、あと一センチ……」
 カウントダウンに合わせて、笑い方が激しくなる。脚までバタバタさせているけど、やっぱり逃げられないみたい。触れてもいないのに、想像の中の俺の手がくすぐったくて耐えられないわけだ。
「そらっ」
 声を掛けて、予告に反してお腹のあたりに手を着地させた。
「ひゃふっ?」
 一瞬、頓狂な声を上げて。
「あははははっ、嘘つきぃ! んふふふふっ」
 がくんがくんっ、と騙し討ちを受けたアルクェイドの全身が波打つ。ほんとに擽られる感覚は、やっぱり真似だけとは比べものにはなるまい。暴れる体の上で、辛うじて落ちることなく乗り切った。
「あははっ、くふんっ、しき、らめぇっ!」
 笑いながらも反抗は続き、今度は脚を蹴り上げてくる。とは言え、こんな体勢でまともなキックなんてできるはずもなく、あっさり俺の手につかまってしまう。
「あっ」
 それは拙いと察したようで、大慌てで手を振り払って行った。
「ふふ、危ういところだったな。『十指擽殺』を足に受けては真祖の姫といえどもタダでは済まぬぞ」
 笑うばっかりで、もう耳に入ってないっぽい。
 お腹から脇腹に手を移していくと、笑い具合がころころ変わっていく。そこから腕の方へ登っていったら、やっぱり敏感さが位置次第で違うのがよく判る。
「あはははっ、志貴、止めなさいっ!」
 ああ、流石にちょっと怒っているみたい。でも正直、こんな笑い顔で怒られてもあんまり怖くない。
「人に命令できる立場にあるのかどうか判ってるの? ほらほらっ」
 脇腹のあたりも相当ダメみたいで、両手を熊手にして責めたら束の間の強気も崩れた。
「もう、覚えてなさいっ、んふふふふっ……」
 また怖いことを言われた気がするけど、目先の楽しさには代えられない。くすぐりの手を休めることなく、おっぱいの横あたりまで到達した。悶えているものだから、たっぷりした膨らみはぷるぷる楽しげに揺れている。
 少し寄り道して、二つの山の裾野のあたりを突いて震えさせてみた。
「あふふ、ダメ、いやんっ」
「へえ、こんな所もこちょばいんだ?」
「うん、だから、やめてっっ」
「うーん、くすぐったいところは性感帯だってよくいうけど、気持ち良くはない?」
「良くないっ、うふふふ、うふっ」
 駄目らしい。
 胸を離れて、当初の目的地たる腋の下の窪地に向かう。アルクェイドの抵抗は激しくなり、脚でブリッジするみたいに体を上下に揺らす。でも、肝心の手のあたりはほとんど動かないから、固め技はまだ盤石だ。
 あと一歩で腋壷というあたりで一旦手を止めた。荒い息を吐くアルクェイドは、笑い過ぎて涙を流している。辛い思いをさせていることには心を痛めつつ、やっぱり楽しいのが上回って止めることを許してくれない。
「そこは駄目、志貴っ」
 涙は浮かべつつ、睨み付けてくる。もう、魔眼を発動しそうな勢い。
「駄目」
 冷たく宣告し、再びこちょこちょと指遣いを見せる。途端に怯え顔に戻り、くすぐったさを抑えられなくなったみたい。
「うふふふふ、いぢわるっ、あははっ……」
 やっぱり目を閉じるから、こんども呪文を唱えながら、肘のあたりから責め始める。また予期していない場所だったのか、びくんって全身がまた震えた。
 もちろん、そこから約束の地を目指すのだ。
「あははははっ、そこは駄目っ、無理っ、だめぇお願いっっ」
 嘆願されればされるほど昂ぶってしまい、余計に指の動きを速めていた。腕の内側の滑らかな雪膚を蹂躙しながら、とうとう腋の下に指先が届かんとする。
 束の間、指を休める。
「ねえ、志貴、そこだけは堪忍して……」
 こんどは弱々しく懇願するアルクェイド。普段だったら、こんな顔を見せられたら絶対に即座に言うことを聞いてしまう。でも、今の俺は何かに取り憑かれているみたいだ。
「じゃ、他の所はずーっとコチョコチョしても良いか?」
 お腹の方から、するすると撫でてやる。それだけで、声を上げて笑う。
「ええーそんなぁー」
「ええい、往生際が悪い、観念しろ女吸血鬼っ。年貢の納め時だっ」
 なんのコッチャか自分でも判りゃしない。
「だめ……」
 でも、くすぐられているアルクェイドには堪ったもんじゃないと思う。思うけど、止めない。
 そして、くぼみの中央に指先を突きつける。
 つんつんつん。
「ひゃんっ」
 それだけでも駄目らしくて、また脚までバタつかせている。下の部屋から苦情が来ないか心配になりつつ、でも止まらない。
「ふふふ、まだまだこれからだぞ?」
 つんつん指一本ずつで責めていただけだったのを、他の指も使った本格的なくすぐり責めに切り替える。
「ひゃふんっ、だめっ、無理、やめてっ、あっははははっ」
「まだまだっ」
 遣う指を一本ずつ増していく。
 こりこりこり。
「うふふふふっ、死んじゃうっ、もう、だめっ!」
 うーん、笑い死にってのは聞かなくはないなあ。そう思って、少し手を休める。
 アルクェイドは、ピクピクしている。
「もう、お願いだから止めて……志貴……」
 アルクェイドにここまで言わせて、なのにまだ続ける気がまんまんな自分が不思議でならない。
「止めて欲しい?」
「うん」
 そう答えるには決まっている。
「じゃあ、三十秒の間、笑わずに我慢できたらそれでお仕舞いにしてあげる」
「えー、そんなの無理よっ」
「じゃ、五分?」
 言うが早いか、再開。
「あはははっ、だめだめだめだめーっ!」
 汗ばんだ腋壷に指を走らせる。肌がちょっと朱くなっているから、力を入れてしまわないように気を付ける。もっとも、上気して血色が良いのはアルクェイドの全身、同じだ。
 息を継げるだけの休止を挟みつつ、たっぷり数分は楽しんだ。アルクェイドも、もう笑うばっかりで意味のあることは口にしなかった。
 指を止めても、しばらく笑ってたぐらい。
「……こちょこちょ」
「きゃはははっ」
 まるっきり、呪文だけで笑ってしまう。
「ねえ、もう限界、赦して……」
 怒りながらだったさっきとは違って、本気で赦しを請うている感じ。触れずして笑わせる指技だけは続けつつ、ようやくちょっと、酷いことしたかなって思い始めた。
「じゃ、三十秒トライする?」
 でも、口にしたのはこんなことだった。
「……無理っ」
「挑戦もせずに諦めるのか?」
「してくても無理……」
「諦めたらそこで試合終了だぞ?」
「無理なものは無理よ……」
 あまりに力がない調子だから、流石に無理強いはできなくなる。
「じゃ、一分だけな」
 やっぱり、今夜の俺はサディスティック。いや、まだ昼間だけど。
「えーっ、ちょっ、あははははっ」
 いきなり全力で腋の下をくすぐりまくった。苦情が来ないのは階下の住人が留守だからだろうってぐらいに、アルクェイドは脚を暴れさせる。
「んふふふふ、無理無理無理、もう無理っ、」
「さっきから限界は次々突破してるじゃないか?」
 地球上の自然の脅威の具現とも言える存在が、僅かな指先の動きだけでここまで身も世もなく悶えるってのが何とも楽しくて愉悦。挿入して腰を振ってるのと変わらないぐらい気持ち良く思ってる。俺の方は大して疲れたりしないから、楽しみ放題。
「あはははっ、死んじゃうってばっ、志貴ぃっ!」
 愛しい、この世の何よりも愛しい女の子を悶絶させていることに、変な征服感と悦楽を覚えた。
「うふふふふ、もう、志貴、お願い、ダメ……」
 早く頂戴、もう逝かせて、志貴のおちんちん欲しい、なんて哀願されてるのと同じような気分。それも、世界一の美人に。最愛の女をいぢめていることに、矛盾は覚えつつも快感には変わりない。
「ねえ、私のこと、好きだったら止めて……」
「好きだけど、やめない」
「えーーっ!」
 なんか大事なものを壊したような理解できない感覚に襲われつつ、やっぱりコチョコチョ。だけどまあ。
「しぃ、きぃぃいぃっ!」
 ついに、ほんとに可愛そうになって、ストップする。
「赦して欲しい?」
「……うん……」
「そうだなあ」
 もう終わりのつもりが、また変なことを考えてしまった。
「じゃ、今度は舐めても良い?」
「えー?」
 しつこく、また何度か数秒ずつコチョコチョってして、承諾を取付ける。
 それで、息を整えるアルクェイドを解放してあげた。
「もう、ほんとに苦しかったんだからっ……」
 ぐったりしているところにのし掛かって、ちゅって口付ける。舌を使ってもあまり応じてくれないけど、流石にそれに文句はない。
 手首を掴んで腋を開けさせると、全身、もぞもぞし始める。
「こちょばいのは無しよっ?」
「ふふふふ……」
「あん、だめっ」
 柔らかい肌をした腋の下に顔を近付け、くぼみの底にキスする。やっぱりくすぐったいらしくて、悶えてる。吸いついて、舌先でぺろぺろ。
「んふんっ、んん……」
 汗の塩気が舌に判る。匂いもする。たっぷり舐めると、身を震わせながらも息が荒くなる。
「ん、アルクェイド、もしかして感じてる?」
「違う、くすぐったいだけ!」
「でも、なんかさっきほど嫌がってないみたいじゃないか」
 唇を擦りつけるのは、くすぐったいみたい。でも、唾に濡れた舌を這わせるのは結構気持ち良くなってるんじゃないかって気がした。
「くすぐったいだけっ」
「ふーん」
 それからまだ、しつこく舐めた。
「そういえば、アルクェイドの腋毛って見たこと無いなあ」
 まったく、どうかしてる。こんなことばっかり頭に浮ぶ。
「ん、あった方が、良いの? んふ……」
「いや、このままで良いけど」
 生えてるなら生えてるで良いとも思いながら。
「ん……んふっ……」
 あからさまに、笑ってるんじゃなくて喘いでいたけど、それ以上の指摘はしないでおく。
 顔を覗き込んだら蕩けた表情、でもそれも言わず、反対側の腋に移動して続ける。抵抗はされなかったけど、責め初めはくすぐったいのが上回ったらしくて笑っていた。
 それでも抵抗はされなかったあたり、やっぱり感じてたに違いない。
 くりかえし、べとべとになるぐらいに腋を味わった。
「はい、これいぐらいで赦してあげる」
 ちゅ、と口付けてアルクェイドを起きあがらせた。
 まったく、なんでこんなことしたくなったのやら。
 自分で呆れつつ、いつのまにやら部屋の端っこに居たから真ん中の方に移ろうとして、後から声を掛けられた。
「……志貴?」
 振り向く間もなく、仰向けに倒される。腕を掴まれて、頭の上でアルクェイドの膝が……っ!
「えへへー、志貴、何をしようとしてるか判る?」
 あんまり判りたくない。明らかに、さっきと二人の位置が逆なだけの同じ体勢。全裸のアルクェイドの脚の間に、金色の翳りも見えている。そんなところを見ているのは、きっと逃避。
「なあ、アルクェイド?」
「ん、なあに?」
 満面の笑顔。さっきまで笑い転げさせていたわけで、あのときの表情も可愛かったし愉悦を覚えもしたけど、こうやって心から笑っているのが一番良いと思う。
 こんな体勢で、状況を考えれば、悪魔の笑いだけど。
「やっぱり感じてた? わりと濡れてるぞ?」
 金色をした茂みに、露が降りていた。
「うふふ。そうねー、ちょっと気持ち良かったかな? 特に、舐めてくれたのとかは」
 意外にも、アルクェイドは率直に認めた。これ幸いと、説得にかかる。
「じゃあ、別に仕返しとか考えなくても良いよな?」
 一瞬、きょとんとしたけど、またアルクェイドは笑った。
 でも今度は、獲物を追いつめた獣みたいで。
「そうねー、復讐なんて考えてないよ? だって気持ち良かったから」
 蜂蜜のような声で言いながら、それに反してアルクェイドは指を動かし始める。
「いや、アルクェイド?」
「気持ち良かったお礼をしてあげるねっ?」
「NOOOOOOOOOOO!」
 俺の叫びを余所に、指使いが速くなる。されてみて判る、これ、やっぱりくすぐったいっ。
「いや、ちょっ、やめてっ」
 さっきのアルクェイドと同じように、俺も目を瞑ってしまった。
「うふふ、ほら、いつも馬鹿おんなっていうけど、ちゃんと呪文も覚えてるよ?」
 こちょこちょこちょ、って呪いの文句が俺の体を蹂躙し始めた。
「わはははっ、アルクェイド、だめ、赦してっ」
「さっき、私も何回もそう言ったわよねえ?」
 お腹に、アルクェイドの指が触れた。アルクェイドに触れて貰うのはいつもなら快感だけど、今回だけは……っっ。
「いや、ごめん、もうしないからっ……ひゃははははっ」
「三十秒、我慢できたら終わりにしてあげるー」
「わはははは、無理ーっ!」
「あんなに無理って私も言ったじゃないのー」

 結局、倍返しか三倍返しぐらいはされてしまった。
「で。志貴、私の腋の下が好きなの?」
 ようやく地獄から蘇ったばかりの俺に、天女様は尋ねてくる。
「んー、そこも間違いなく好きだけど……」
 だからって、アルクェイドの、いや、アルクェイドの体のどこが好きかという問いに、腋の下って答えるというのもどうなのか。
「別に、結論を焦ることはないだろう?」

 というわけで、次は――――?

 

/わたしのどこが好き? 腋

 


 

えー。「擽」という字の音読みが「りゃく」だということを、辞書引いて初めて知りました。
しかしこの文字、元々は「鞭打つ」とかいういみだったようで。そうすると、「擽殺」も「鞭打って殺す」って意味なのかもしれない。まあ、「くすぐって殺す」のとどっちが酷いかは良く判りません^^;

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©Syunsuke