マスターの性癖 (オマケ)


 

「今度こそ、ご褒美」
 刺激を渇望している性器を手で擦ってやる。
「あ、ふぁあっ、うんっ」
 中断も邪魔もしない。絶妙の指使いを見せながら往復運動する。
 今度こそ、やっと本当に逝ける。安心して快感を楽しんだ。背骨にそって何か行き来しているような感触が高まって行き、あと僅かで爆ぜる。

 最後の瞬間になって、慎二が手を止めて言う。
「逝きたい?」
 また生殺しにされてライダーは啼く。
「はい」
「じゃあ、何が欲しいか言って」
 そそり立ったペニスを誇示していた。
「シンジのおちんちんを下さい」
 ライダーの脚の間に性器を近付け、囁く。
「何処に欲しいの?」
 躊躇いつつ、意を決したようにライダーは口にした。
「私の、お○んこに」
 ふふふ、と笑って慎二は強烈に突き立ててやる。
「ふぁっ」
「くぅっ」
 ライダーの中は熱くて柔らかくて締め付けて、入れてしまうと到底余裕は見せられなかった。これだけのプレイの末でなければ挿入しないのは、そうでなければプライドが保てないからだ。無論、存分に楽しんでいたのは確かなのだが。
「ああぁ……」
「く、ふぅあっ」
 ほんの数回の抽送のうちに慎二の限界が近づく。それほどまでに、ライダーの女は強烈だった。
「行くぞっ」
 どうせ保たないから、相手のことは無視して突き続ける。
「くぁ……」
「ぁんっ」
 あっさりと達し、慎二は遠慮なくライダーの中に精を放つ。脱力して女の体の上に崩れる。自分が掛けた小便に汚れてしまうが、意識に登らなかった。

 ――もう少しタフなら不本意な相手役もそれなりに楽しめるのに。
 と、ライダーは冷ややかに見ていた。

 


 

 ライダーがM役だったことにするための、最後の部分の差し替えです。脳内リセットが出来たようであれば幸いです^^;

まあ、これぞ蛇足という奴ですが、しかし、やはり慎二は締まらない奴のようだw